青空文庫Revised

電子書籍元年(って何度来るんだ?<ココまで定型句>)って言われてから何年たっただろう。プロプライエタリな電子書籍エコシステムは比較的普及してきたと思います。自分もKindleを始め、いくつかを常用してるところ。

プロプラなシステムは、そこで満足しているなら、包括的に包まれたある種の「楽園」。しかし、そこで満足できない部分があると、どうにもしようがないある種の「牢獄」。

今の世の中、青空文庫OPDS的なものが、求められているかというと正直なんともな感じではあるのですが…

相当に名前負けしてる感じはしてますが発展解消的に「青空文庫Revised」という名前で、OPDSの外側を少しやってみようと思っています。

主に開発能力的な面を含むリソース不足から、青空文庫OPDSと同様に非常に低空飛行な進捗にはなると思うのですけどね。

今のフィードも色々と問題を抱えてるので、その辺も少しずつ気が付いた範囲で修正していこうとは思っています。

OPDSの利用環境は、現在もあまり広まっているとは考えていません。今の電子書籍を取り巻く環境からすると、必要度も高まっていませんが。

ビュワの開発自体、大分停滞しているのかなぁという印象です。どうしても利用できるコンテンツの数が少ないとか利用者が少ないサービスは使われず、大手事業者以外は淘汰する力の方が圧倒的に強いですからね。致し方ない所ではあります。

独占、寡占の悪影響は、今後ずしっと出てくるとは思いますが、自分のスタンスで出来ることをやってみるしかないかなぁと今はある部分気楽な感じです。

そもそも青空文庫OPDSをやっていた頃は、電子書籍関連が仕事自体でもありました。そもそものOPDSへの接触は、職務上の調査等から来たものです。

今はリソースがまったくないかわり、職務とは関係ないので気楽です。正直、大手事業者に務めていれば別だけど、そうでない事業者にとってどう稼ぐのかは、結構難しい立ち位置です。そこで悩まなくて済んでいるので。

っと、話が逸れました。

現状、OPDSの利用環境は限定されいます。

青空文庫も今は外部へのリンクが付いてきていますが、まずはその辺が付いたHTMLのページ等の作成を。それが付けば、OPDSでない環境からも利用できます。

基本的には、メタ情報の配信と、外部へのリンクを主眼にできればな、と考えてます。本家がなかなか手を付けないだろう所を補完できれば。

あとは、これがずっと進捗が出せない元凶なのだけど、ブラウザ上のビュワを使って、アノテーションをベースにした書評リンクみたいなものが作れたらなぁとずっと何年も考えてる。

実現できるかは分らないけど。

この辺は、プロプラなシステムは踏み込みにくい方向ですからね。

本当は規格にそったほうがいいのだろうけど、そう出来るかは、微妙です。公開できる状態までもっていけるかも微妙ですが。

まあ業務じゃないので、その辺は気楽なものです。

昔からどちらかというと狼少年的な感じだしね。

あ、楽で儲かる仕事があれば、募集中です。儲けと余った時間で、青空文庫Revised方面やりますんで。

まあこれから年寄にはどんどん生きるのが大変になりそうなんで、そういうものもないでしょうけどネ。