スーパーカブ110チェーン・スプロケット交換

2017年12月2日(土)に、ついにチェーンとスプロケットを交換した。

新車からかれこれ34500km位。これまで、チェーンもスプロケットも一度も交換してこなかった。

日々のメンテナンスも稀にルブを塗る位。チェーン清掃は一度もせず…

大分緩くなってる。それも偏りもすごい。時々チェーンケースに当って鳴る。相当酷い状態だったが、ショップに出すと工賃がかなりかかるし、出来れば自分でやってみたい。

しかし、中々踏み出せず… という状態が続いていたが、やっと着手することに成功した。

パーツはかなり安いんだよね。

フロントスプロケットは1000円強。リアも1500円位。チェーンも1500円位。工賃はどうだろう。5000円から1万円位だろうか?

カブは部品が安くていい。

セローのチェーンも固着してる部分があるんで、交換したい。

しかし、スプロケットとチェーン一式で見積って貰ったら、工賃込みで5万位と言われて…

セローはリアのスプロケットとか1万3千円位するっぽいし、チェーンも7,8千円する。まだまだセローはタイヤも部品も安めな方だとは思うんだけどね。リアスプロケットは特殊で高めらしいが。

一応、ブレーキシューやリアタイヤも用意してあったんだけど、途中で時間的に厳しそうなんで、今回は純粋に前後スプロケットとチェーンのみ交換した。

交換作業

事前予想で一番大変かもと思ったのは、アクスルシャフトの抜き取りだった。トルクがキツいだろうし、固着している可能性もある。

対応策としては、レンチを延長する為、鉄パイプを用意しておいた。これでレンチを延長しておけば、ギチギチに固着してなければ多分いけるのではと…

実際は、鉄パイプのお陰か、シャフトを緩めるのは楽だった。

あと、本来ならマフラーを外さないとシャフトは抜けない。整備マニュアル的にはそうらしいし、結構ずらさないと外れないというBLOG記事も多数見た。

しかし、うちの子は、別段ずらさなくても楽に抜けました…

チェーンケース着脱、フロントスプロケットのカバーもそれほど苦労せず。これだけチェーンへのアクセスが楽なら、もう少しだけまともにメンテナンスしておくべきだったか…

リアタイヤを外した所

基本的に、センタースタンドがあるんで、メンテナンスは楽。

しかしチェーンの状態は、まあ予想していたけど、相当に酷い…

チェーンが… チェーンが…

全然清掃してなかったからなぁ。白っぽいのは、シリコン系を含むチェーンルブを使っていたからだと思われる。

ちなみに基本のコマ数は98コマ。調達したチェーンは100コマ。組みつけた感じだと、スプロケットを変更したからか、チェーンを切らなくてもいい感じ。ということで、今回は100Lのままチェーン付けました。

チェーンに対して、スプロケットは純正が頑丈なのか、見た感じはまだ使えるような…

素人なんで、なんとも言えないけど、素人目にもヤヴァイという状態には見えず。純正はサンスターらしい。

今回はキタコのものに変更。肉抜きされてるけど、スプロケットはどうなんだろう。軽い方がいいのか、重い方がいいのか。

フロントは純正が14Tで、今回は15Tに変更しました。

フロントスプロケット 新旧

リアについては、純正が34T。サイズは変更せず、新しいのも34Tにしました。

フロントスプロケットは、外す時はよかったんだけど、組付けは簡単には締められず。仮組みしておいて、チェーンを張った後、リアブレーキを踏みながらトルクをかけてネジを締めました。

リアスプロケット 新旧

リアスプロケットは、タイヤにスプロケットのブロックを入れて、タイヤを抑えながらトルクをかけました。何かで挟みこまないと、組付けできないです。

ブレーキとタイヤも交換できるように、リアタイヤ、チューブ、リムバンド、ブレーキシューと部材は手配済み。

しかし、途中から時間が厳しいなと交換しませんでした。

タイヤはまだ僅かにミゾが残ってるし…

シューもケチなので、まだ使えるかなと。

アクスルシャフト入れるのに大分苦労したんで、本当なら一緒にやった方がよかったんだろうけどね。

リアブレーキシュー

因みにハブダンパーはすっかり忘れてた。

次は、交換した方が多分よさげ。

ハブダンパー

アクスルシャフトを入れるのに、大分苦労した。

カラーが外れちゃうし、手がプルプル震えるし。二人いれば楽なんだろうけどなぁ。

これが一番手間がかかった気がする。

ようやくアクスルシャフトも貫通して、あとは各種ネジを締めるだけと思ったその時…

気がつくと、重要パーツがない…

パーツがない事に気がついた。ブレーキドラムが回らないように固定するパーツがない。重要保安部品なので、わざわざ割ピンつかってるパーツなのに…

多分、タイヤを外してブレーキドラムがはずれた時に落したのだろうと見回すものの、暗闇の中、見付からず。

ブレーキがかけられないので、これはマズい…

しばらく探したけど見付からないので、仮のボルトを調達に急いでホームセンターに。大体の長さを見て、ボルトの頭をもっていった。

一応M8の適度な長さのボルトと使えそうな部品を念の為調達。

事前に調べた時の固定ボルト

この写真は、事前に割ピンを調達する為に撮っておいた写真。

見ると分るけど、割ピンで脱落しないような構造になってる。仮にネジ止め出来ても、純正パーツ調達しないといけない所だった。

念の為、汎用のボルトやスペーサー、ネジロック剤とか買ってきたりはしたんだけど。

戻ってから、もう一度リアのあたりだけじゃなく、全体的にみまわした所、ドラムなどパーツを置いていたあたりにパーツを発見した。助かった…

上の写真見ると、まだブレーキシューのパーツの脇にボルトが見えるので、あの時点ではパーツについてたんだよね。その後、リアの組付けに移動したあたりで脱落したっぽい。

色々ケチはついたけど、最終的には組付完了した。

感想

実はあまりきっちりチェーンの張り調整できなかったんで、その辺はなんともですが…

しかし新品のチェーンの威力は、感覚が鈍い自分でもはっきり分る位のものだった。

かなりしっかり力が伝わってる感あり。

これからは、もう少しまともにチェーンの張り調整や、交換をしていこう…

フロントスプロケットの14T > 15Tの交換も影響デカい感じ。

気持的に同じ回転数で、+10km/h位速度が伸びた印象がある。もしくは、1速増えた(というと言い過ぎだけど)感じ。

ただし、キツい坂などでは、以前はまったりギアを落さずともやんわり上れたり、加速できた所が、難しい局面は増えた。

ギアを落してあげればいいだけなんだけど、やや面倒。あと、踵でギア落すので、結構やりにくいんだよね…

ギアペダルの角度かえないとチョット辛いかもという気はしてる。

たぶん+10km/h巡航速度があがる事で、地方の「高速」国道とかバイパス類を走る時に、少し楽になる気がする。

自分だと長距離ツーリングしてる時の速度領域での回転数が低くなるので、マシンも自分も少し負荷が減る気もする。これはツーリングに何度かいかないと分らないかもだが。

自分のユースケースと性格的には、スプロケットの変更は、多分当りかな、という気はしてます。

さて、最近はすっかりツーリングはセローになってしまったけど、カブたんも連れだしてあげないとね。

あとはセローか。カブの交換が自分で出来ないようでは、セローなど無理と思ってチャレンジしてみたんだが、なんとか出来た。

セローも自分でやってみるかなぁという所。でもセローのアクスルシャフトの締め付けトルクは、カブより+20Nm位高いんだよなぁ。手持ちのトルクレンチでは範囲外だし。ふぅ…

しかし、見た感じセローのスプロケットも素人目には大丈夫そうなんで、今回はチェーンだけ交換した方がいいのかもな。

アルバム:2017/12/2 スーパーカブ110 スプロケット、チェーン交換